締め切り前になるとやっぱり忙しい?? 仕事の波を月単位で表してもらいました。
ある月のスケジュール
週刊で雑誌が出るので1週間でやることを回します。
具体的に毎週必ず必要となることは「ネームの打ち合わせ」「ネームの受領」「原稿の受領」「入稿作業」「校了」の5点です。このほかに、宣伝のためのSNSや単行本製作、アニメ関連の仕事などを並行して進めます。
担当している作品によってそれぞれのサイクルは異なり、作家さんと編集の間でやりやすい形を探して、決まった日に決まった仕事をするということになりますが、自分だけで完結する一つ一つの仕事がどれだけ早く終わるかで、自分のやりたいことがどれだけできるか決まります。自分の頭で考えた“面白いと思うこと”、作家さんが生み出した“最高の世界”を実現するための時間を自分自身で作る。
“野望を持てる人”が輝けるそんな部署だと自分は思っています。
村上 智優
15年もの間キャッチャーとして野球漬けの日々を過ごす。その時、「自分の才能は大したことはないが、黒子としてエースを輝かせることはできる」と考え、好きなマンガの世界へ進むことに。
ある月のスケジュール
あまりこういう場でカッコつけてもしょうがないので、正直なところをグラフ化してみましたが、可視化すると「これは酷い」ってなって本当に反省しきりです。
社内の方も見ているかもしれませんが、反省したので僕はこれから変わっていくハズです。お許しください!!
理想の話ですが、例えば【3月6日発売】の月刊少年チャンピオン4月号を作るときは、1月末には漫画のネームの打ち合わせも終わってて、表紙やカラーページなどの素材をデザイナーさんにお渡し済み。2月の頭頃にデザイナーさんから上がってきた表紙やカラーページを入稿。10日前後に記事ページを準備&入稿。15日前後に漫画原稿を受領&入稿。ってな感じになると思います。繰り返しになりますが、これは理想の話です。
中村 亮介
中学生の時から読んでいた雑誌が「チャンピオン」と「ジャンプ」だったため、どちらかの出版社に勤められたらいいと考えて就職活動をしたところ秋田書店から採用される。チャンピオンで特に好きだった作品は「刃牙」シリーズ。
ある月のスケジュール
編集部のように線に動きがなく面白味がないのですが、ライツ企画部では1か月のサイクルではなくもっと長い期間で同時にいくつもの仕事を進めているため、このような線になります。1月から12月までの月を並べた際に、アニメ化企画や商品化企画といった企画を1つの線とすると、1年を通して長さの違う線がいくつも並んでいるのをイメージしていただくと分かりやすいかもしれません!
1か月の予定は、毎月の入金作業の締め日を除き、先ず既存の企画の打ち合わせ等がスケジュールに入りつつ、それに伴う契約書や請求書等の書類作業をする時間や新規の企画検討や対応をする時間をパズルのようにはめていく感じで決まります。
そのため1か月で見ると毎月違うスケジュールを自分で組み立てて動くことになるので、テスト直前に勉強し始める方より、計画的にテスト勉強される方に合っている部署だと思います。
田中 康太
前職のアニメ制作会社において版権管理や契約等の交渉業務に携わっていたが、異なる視点で映像化等のコンテンツ事業に関わりたいという思いから転職を決意。アニメを制作する会社で培ったこれまでの知識や経験を、アニメの原作となる漫画を許諾する立場に活かせるのではないかと考え、秋田書店に入社。