募集職種に関係する部署の仕事の波を月単位で表してもらいました。

ある月のスケジュール

所属が週刊誌なので、「打ち合わせ」「原稿受領」「入稿」「校了」といった、雑誌をつくるために必要な骨子となる仕事を1週間でルーティーン的に行います。その他、担当作に付随した仕事(たとえば単行本の作成、グッズ監修、外部とのコラボの調整)や、新規作品のための仕事もあるので、そのルーティーンの中に組み込んでいきます。
「編集者」のステレオタイプとして、「作家さんの仕事場に張り付いてずっと待っていて、原稿が上がったら印刷所に駆け込む」…というようなパッションとガッツあふれる職業、というものがあると思います。しかし日々の仕事に加え、メディアミックスをはじめとした外部とのコラボなどが生じると、ありがたいことですが業務も爆発的に次々と発生していくので意外と頭を使って効率的に解決しないといけない側面もあります。業務は多岐にわたりますので、合理的に判断していく能力と、情熱的に感情をぶつける能力、どちらも必要だなと感じております。
また、作家さんに全面協力するという意味で裏舞台の「黒子」であることは大前提ですが、作家さんや作品の表に立つ「窓口」として(作家さんを含め)様々な方とコミュニケーションをとる職業でもあります。面白いと信じるものを作家さんとつくるためのインプットと、それを世に送り出し拡大していくためのアウトプットも要求されます。限られた1週間×4の時間の中で、合理と情熱、インプットとアウトプット、人間として磨きたい能力が全てきちんと必要になるので、ひょっとしたら世界で一番おもしろい仕事なのではないかと思っています。

T.S.
いろいろ考えていたら、「結局漫画がいちばん人生にとって必要かも」と思い秋田書店に就職。
自分が好きなことやできないことを発見する毎日。

ある月のスケジュール

あまりこういう場でカッコつけてもしょうがないので、正直なところをグラフ化してみましたが、可視化すると「これは酷い」ってなって本当に反省しきりです。
社内の方も見ているかもしれませんが、反省したので僕はこれから変わっていくハズです。お許しください!!
理想の話ですが、例えば【3月6日発売】の月刊少年チャンピオン4月号を作るときは、1月末には漫画のネームの打ち合わせも終わってて、表紙やカラーページなどの素材をデザイナーさんにお渡し済み。2月の頭頃にデザイナーさんから上がってきた表紙やカラーページを入稿。10日前後に記事ページを準備&入稿。15日前後に漫画原稿を受領&入稿。ってな感じになると思います。繰り返しになりますが、これは理想の話です。

N.R.
中学生の時から読んでいた雑誌が「チャンピオン」と「ジャンプ」だったため、どちらかの出版社に勤められたらいいと考えて就職活動をしたところ秋田書店から採用される。チャンピオンで特に好きだった作品は「刃牙」シリーズ。

ある月のスケジュール

ヤングチャンピオンの編集が1か月の内に直面する校了は
➀「ヤングチャンピオン烈(1回)」➁「ヤングチャンピオン(2回)」
➂「別冊ヤングチャンピオン(1回)」➃「ヤンチャンWeb 」⑤「単行本」の5種類あります。
➃➄まで組み込んでしまうとグラフがどたばたを突き抜けてしまって見えるところまで戻ってこないので、今回はわかりやすく➀➁➂を取り上げて自分の1か月をお届けいたします。
ヤングチャンピオン編集部では毎週➀➁➂のいずれかの校了があるため、均すと実質週刊とも言えるスケジュールになります。
週刊との最も大きな違いは、雑誌によって担当作品が違うという点です。
ですので、その週に校了のある担当作品本数や打ち合わせの数などによって〈少し余裕のある週〉と〈激ヤバ多忙週〉が出てくるため、
自分に置き換えると➀の校了週は資料本を読みこんだり優雅にランチに行ったりしていると思いきや、➁➂の校了週は目を血走らせてデスクで校了作業をしながらおにぎりを頬張る
…みたいな天国と地獄のような差が生まれます。
それと同時並行で➃➄や新企画の準備なども進めるので、みんなヒィヒィ言いながら仕事をしています。
いきなりプライベートな話をしちゃいますが、自分は運動・サウナ・自然が大好きです。
最優先は漫画家さんとのお仕事なのですが、校了後や打合せの間隙に突如〈ジムチャンス〉〈サウナチャンス〉が出現することがあります。
そこを逃さずに流す汗は筆舌に尽くしがたい清々しさがありますし、大きな原動力になります。
校了終わりのサウナに関してはそのために1週間頑張れるくらいの強烈な中毒性を持っています。疲労は最強のスパイスですね。
そして月に1回くらいは重たいザックを背負って山を登ったりキャンプに出掛けたりもします。忙しい日常があるからこそ、ゆったりと非日常を味わえる趣味は骨身に沁みます。
本当に人それぞれですので、あまり参考にならないかもしれませんが、
数多くのタスクに飲まれずに新しいことをしようという野心的な人にとってはとても水の合う部署なのではないかと思います。

I.R.
小学生の時に父親の『ドカベン』を読んだのが漫画との出会い。高校時代には『OUT』を始めとする様々な人気漫画に影響を受けて育ったものの、「漫画編集者は高嶺の花」と思っていたことから就職活動では商社を志望。それでもあきらめきれず秋田書店にエントリーしたところ念願叶って見事採用される。

ある月のスケジュール

月刊誌や週刊誌のように毎月・毎週で決まったサイクルなどが存在しないので、常に複数の作品のネーム打ち合わせや入稿や校了といった作業が乱立しています。ただその状態が基本なので、そこに単行本の作業や宣伝などの業務、アニメ関連や原画展、出張編集部などの仕事が入った場合はさらに並行して進めていく案件が増えるような形です。
提出物などが増える月末~月初や、チャンピオンクロス・ヤンチャンwebの新規配信作品やキャンペーンの概要などを決めていく月の前半は少々せわしないです。
校了作業は一人では終えることが出来ないので、いかにそれ以外の「自分だけで終えられる仕事」を終わらせておくかで「いろいろなものをインプットする時間が確保できるか」が決まってくる印象です。なのである程度いろいろな作業を余裕を持って進めることが出来れば…と思いますが、どうしてなかなかうまく進められず、追い込み型なのが実情です。

Y.D.
愛知県出身千葉県育ち。現在神奈川県川崎市在住。
中高時代は剣道部に所属していたが、大学時代は軽音楽サークルに身を置く。
もともと漫画やアニメ、小説、映画、音楽といったエンターテイメントが大好きで、
その分野の中でも特に大好きだった漫画の編集者を志し、秋田書店の門を叩く。

ある月のスケジュール

プリンセス・ボニータ編集部では、紙の雑誌を月2冊、電子雑誌を月3冊発行します。ただ発売日がそれぞれ近く、校了もほぼほぼ同じ日程になるため、雑誌のスケジュールは一定です。
月の初めに雑誌が発売されますが、当たり前ながら発売される=その号の仕事はあらかた落ち着いているので、その周辺では打ち合わせと、あと記事ページの作成を進めます。
月の上旬になってくると、原稿が上がる作家さんがちらほら。都度、原作/監修確認やネーム指定、また扉デザインの作成/デザイン依頼、ほか必要な作業を行い「入稿」を行います。
その後初校が出校したら、校閲さん→自分→副編集長→編集長と確認を行い「校了」へと向かいます。タイトなスケジュール感が求められるため、遅くまで会社にいる部員も多いです。
校了後、ここの若干弛緩した部署の雰囲気が好きです。最近では参加自由の校了明け飲みが開催されることも増えてきました。いちばん凪の期間と言えるのではないかなと、有休もこのあたりで取られる部員が多い印象です。
と、ここまで雑誌のスケジュールを書いてみたのですが、個人的に大変なのは雑誌と単行本の両方をスケジューリングすることかなと思ったので、赤字で単行本関連のグラフも書いてみました。
若干わかりづらくなってしまったのですが、単行本作業は「デザイン依頼の素材準備」から「デザイン依頼」「入稿」「初校/再校/念校出校」「校了」「発売」まで、2か月以上のスパンの作業となります。ですので1か月のグラフに入れ込もうとすると無理がありました…ね。
これに、必要に応じて他部署からご連絡いただくメディア・海外版権・販促物の監修や特典の準備等の雑務を加えて、自分の1か月の完成です!
実は、マルチタスク能力、スケジュール管理能力が求められる仕事だと思います。

H.N.
親の海外転勤の都合でNHKと一部の小説以外の娯楽から隔絶された幼少期を過ごす。帰国してから漫画の面白さを知り、大学では漫画研究会に所属。漫画家や編集者としてのキャリアを歩むOBOGたちの背中を見て秋田書店を志望、入社。

ある月のスケジュール

編集長として主に「校了」を担当しています。
漫画家さんから原稿を受領した後の編集部の仕事は簡単に言うと
原稿を製版所に渡す「入稿」と最終チェックの「校了」があり、
「入稿」は各担当、「校了」は担当者・校閲部・副編集長・編集長で行います。
この入稿・校了期はアドレナリン出まくりのどたばたの連続となります。
締め切りを前にハラハラしたり、先生方が粘りに粘って上げてくださった原稿を読んで熱くときめいたり、他では得られない緊張と興奮と歓喜を味わえます!
編集作業でも
「1人でも多くの人に、この作品を読んでほしい」
そんな想いを胸に、扉のロゴ、アオリ文、セリフの書体やサイズに至るまで、編集者みな試行錯誤と創意工夫を重ねています。
作品に真摯に向き合い、漫画の魅力を最大限に引き出す仕事に挑戦したい方、ぜひ一緒に漫画を作りましょう!

W.A.
女性誌畑で四半世紀、現在ティーンズラブ担当。人生で一番最初に買った雑誌は「プリンセス」。入社面接ではプロレスと登山とV系の話をしました!

ある月のスケジュール

いま私は、東北地方・中国地方・茨城県・神奈川県のエリア担当といくつかの担当書店法人、また少年コミックの部決に関わる業務を主に行っています。
特にこの時が忙しい!というよりは常になにかやることはあり、仮に首尾よく仕事を消化していったとしても書店の営業には終わりがない(どれだけやっても十全であるということはない)のでグラフとしては見応えのない平坦なものになっています。
地方への出張を行う月はどうしてもその周りで終わらせなければならない業務を消化するために若干忙しくなります。
毎月作品は出るので、ルーティンのようなやるべきこともありますが、作品ごとに施策の提案や書店でのイベントの実施などありますので、一概に「このタイミングではこの仕事」とは言えないかな…と思っています。
仕事に詰まって集中力がなくなってくると自社の漫画や他社の売れ筋作品(営業先の書店員さんにオススメしてもらうこともあります)を読んだりもしています。そのせいで、プライベートで漫画を読んでいるときに、仕事がフラッシュバックすることもしばしばです(笑)

H.S.
2023年入社の3年目。元々書店さんにいくのが好きで休日は3~4軒書店を回る生活を学生時代していた。営業で書店さんにお伺いしたときに気になる本を見つけて、営業後に自分の買い物をすることがある。

ある月のスケジュール

大体1か月を1つのサイクルとして業務をしています。
1週目は前月の売上まとめや毎月のルーティン業務などを行いつつ、次月の施策提案なども初週に来ることが多いので比較的バタバタしています。
2週目は一番落ち着いているかもしれません。引き続き前月の売上まとめを作成しています。
3週目・4週目は電子書店や取次さんとの打ち合わせが一気に増えます。多いときは1日に4件以上あるときも。前月の売上の振り返りをしつつ、次月どういう施策を実施するか、作品の売り伸ばしを図るためにどのような取り組みを行うべきか色々話していきます。
後は空いた時間で業務効率化のための運用改善も細々と行っています。
編集さんのようなクリエイティブな仕事は少ないと思いますが、自分が面白い!と推した作品が売れたときはとても嬉しいです。

S.Y.
電子書籍取次会社で新卒から3年間勤めていましたが、一念発起して秋田書店に新卒枠で入りました。
前職のスキルを活かしているようで活かしていない気もしつつ、電子書籍部として電子ストアでの売上最大化を行うために右往左往しています。

ある月のスケジュール

作品の宣伝といっても、マスメディアへの出稿や交通広告といったリアル媒体から動画広告やバナー広告といったWEB広告、そしてトークショーや原画展などといったイベントまで、媒体手法は幅広く多種多様でありルーティンワークで処理できるものは少ないです。
そしてその変化に富んだ多様性を分析し判断し実行することこそが宣伝の魅力の一つだと考えています。
漫画出版社ならではの全てが個性的な作品たちを、その時の最適な媒体にその時の時流をあわせて、都度プロモーションを考えるという工程は大変ではあるものの、実際に読者への購入へ繋がった時の喜びは何物にも代えがたいです。
当然社内調整も重要で、編集部や販売部に電子書籍部は勿論、時にはライツ事業部や海外事業部などの社内中の力を借りて企画を実現するため、コミュニケーションは欠かせません。
そのため、コミュニケーションをとることが好きな方、新しいことを試すことが好きな方に向いている部署だと思います。

S.R.
前職は他の出版社で漫画編集をしていたが、同じ先生を担当していた秋田書店編集部との交流から秋田書店の漫画を中心とした漫画漬けの社風に惹かれ転職。実際に入社した後も漫画好きの仲間に囲まれ、漫画だらけの一日を味わっており日々の充実を実感している。
現在は秋田書店の作品の魅力を一人でも多くの人へ伝えるべく、広告宣伝部にてプロモーション活動に励む。

ある月のスケジュール

海外で翻訳版が刊行/配信されるには、少なくても1年程度はかかります。
そのため、ルーティンの業務も1年単位になります。
今回は月の初めに翻訳出版のオファーが来た場合の1か月を記載してみました。
基本的には現地出版社の刊行スケジュールなどによって、オファーの時期は異なります!
刊行までの大まかな流れとしては、「先生のご許諾→契約書締結→素材のやり取り→監修→刊行」なのですが、月初めにオファーが来たとして1か月で進行できるのは、早くて契約書の締結までです。
各国から随時オファーが来る形になるので、複数の案件をそれぞれのペースで進行しています。
嬉しいことに、オファーがたくさん来た月や、海外出張のある月は忙しくなることもあります。
複数の案件が同時並行で進行していきますので、マルチタスクが求められます。
広い視野を持って、取り組める人は輝くことのできる部署だと思います!
また、海外事業部は裁量が多い部署だと思います。いっぱい作品を紹介して多くの契約が実れば、必然的に充実した時間になる、やりがいの大きな部署だと思います!

I.K.
前職では海外翻訳出版の代理店業務に従事。
自社の作品を全世界の1人でも多くの人の手に届ける仕事がしたいと考え出版社への転職を決意。
秋田書店とは取引先という関係性であったが、思い入れのある作品が多くあったこと、海外事業部の方々の人柄がよく、秋田書店に入社。

ある月のスケジュール

編集部のように線に動きがなく面白味がないのですが、ライツ企画部では1か月のサイクルではなくもっと長い期間で同時にいくつもの仕事を進めているため、このような線になります。1月から12月までの月を並べた際に、アニメ化企画や商品化企画といった企画を1つの線とすると、1年を通して長さの違う線がいくつも並んでいるのをイメージしていただくと分かりやすいかもしれません!
1か月の予定は、毎月の入金作業の締め日を除き、先ず既存の企画の打ち合わせ等がスケジュールに入りつつ、それに伴う契約書や請求書等の書類作業をする時間や新規の企画検討や対応をする時間をパズルのようにはめていく感じで決まります。
そのため1か月で見ると毎月違うスケジュールを自分で組み立てて動くことになるので、テスト直前に勉強し始める方より、計画的にテスト勉強される方に合っている部署だと思います。

T.K.
前職のアニメ制作会社において版権管理や契約等の交渉業務に携わっていたが、異なる視点で映像化等のコンテンツ事業に関わりたいという思いから転職を決意。アニメを制作する会社で培ったこれまでの知識や経験を、アニメの原作となる漫画を許諾する立場に活かせるのではないかと考え、秋田書店に入社。