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先輩インタビュー
(編集部門/少女向け漫画編集)

H.N.

プリンセス・ボニータ編集部
2024年入社

大学では漫画研究会に所属。漫画家や編集者としてのキャリアを歩むOB・OGの背中を見て自然と漫画編集者に憧れる。秋田書店は漫画を専門に扱っていることや、どの部署に配属されても漫画に関われることに魅力を感じて志望。また、バイト先の出版社から、秋田書店で働く人たちの人柄や出版物の質に太鼓判を押され、歴史と実績のある会社と強く推してもらったのも入社の決め手に。

EDITORIAL DEPT.

読者が一歩踏み出せる
漫画を届けていきたい。

インタビュー01

編集者に必要なマルチタスク能力

「月刊プリンセス」で連載中の4作品、「月刊ミステリーポニータ」で連載中の2作品、「Souffle」で連載中の2作品の担当編集を務めています。ほかに「プチプリンセス」掲載の5作品で編プロさんとの窓口を担当しています。複数の雑誌と単行本の編集業務を両立させながら、メディア化、海外版権、販促物の監修や特典のデータづくりなどを常時行っていますので、編集の仕事はマルチタスクの能力が必要だとつくづく感じています。また、「即レス」もとても大事です。学生時代は友人たちに爆速で返信するのが常だったので自信があったのですが、いざ仕事となると、関係各所との調整や編集長の意見を聞かないと判断できないことも多々あります。自分で判断できるものは即レスを心掛けつつ、時間を要するものは「確認中です」と一言入れた上で、間違いのない返信ができるよう気を付けています。

インタビュー02

初めての新連載で
立ち上げた歴史大河作品

配属から1年半経ってようやく新連載を立ち上げることができました。『蒼きバルカナリア』という作品です。ささきさ先生がご自身の同人誌をコミティアの出張編集部に持ち込んでくださったところにお声がけして、温めていた構想を伺い、その企画を編集長に持ち込んだところOKが出たのは本当にうれしかったです。ただ、新連載が確定するまでに「ネーム1話は編集長と副編集長チェック」「ネーム2話3話は編集長チェック」を通過させなければならないのですが、そこで至極まっとうな指摘を受けた時には、「なぜ自分で指摘できなかったんだろう」と自分が情けなくなりました。ネームの1話をくり返し見直していたり、作家さんから教えてもらった前提知識について勉強したりしているうちに、「ふつうの読者目線で物語を見る」ことがすっかり頭から抜け落ちていたのです。その時に、「いったんすべて忘れて、物語をまっさらに見る」のは重要だなと実感できました。

インタビュー03

周囲から信頼される
編集者となるために

まだまだ能力不足で、作家さんと自分とのやり取りで数往復かかり、それから編集長や副編集長からの指摘を受けて数往復あるなど、ネーム修正だけでも作家さんにかなりご負担をおかけしています。そのため、一発で編集長チェックを通過できるレベルにまで編集者としての能力を高めていきたいです。それと、各地の美味しいお店に詳しくなりたいです!先日、作家さんとの打ち合わせが突発的に発生したので急いでグーグルマップで調べたお店に飛び込んだのですが、そこが打ち合わせには向いていないお店で、わずか20分で退店して別のお店に駆け込んだことがありました…。今思い出しても本当に恥ずかしく、作家さんに申し訳ないことをした記憶の一つです。

インタビュー04

知らなかった世界に
触れられるのが漫画の魅力

『蒼きバルカナリア』は16世紀のオスマン帝国、また最近アニメ化が決定した『天幕のジャードゥーガル』は13世紀のモンゴルが舞台となっている作品ですが、これらはほとんどの人からすると知らない歴史であり、わずかに残された史実や人名から作家さんが物語を膨らませています。普通に生活していると触れることのない歴史など、自分が知らなかった世界を簡単に、かつ面白く知ることができるのが漫画の魅力です。そのような作品をもっと読者に届けるために、色々なものに興味を持ってアンテナを張っていきたいです。個人的には、旅行が好きなので、そこで訪れた史跡や見学した伝統行事、触れた食文化などを先生の作品作りに活かせたら嬉しいと思うのと、読んでもらった人が「自分もこうなれるかも」と一歩踏み出せるような、現実のちょっと延長線上にある作品などを読者に届けていきたいです。

私の仕事道具

赤ペン

自分は字が大きいのでペンも太いほうが好きなのですが、初校への赤入れなど印刷所の方に正しく伝わるように、「細いほうで書こう」と指導いただいたことがあります。正論です。あと雑誌のバックナンバーと単行本の既刊も必需品です。漢字と平仮名の表記ゆれ、キャラの一人称や二人称、過去の伏線、キャラクターの服装や髪型などを見返すために使います。

私の仕事道具

ある日のスケジュール

  • 11:00

    出社

    飯田橋の旧社屋に想いを馳せながら出社。荷受け室から自部署あての荷物と他社本を持ってきます。その後はメールやスラックのチェック。これがメインの仕事かもしれません。

  • 13:00

    メール対応

    メールやスラックを終了し、続いて自分から原稿のご進捗伺いなど確認事項を連絡します。

  • 14:00

    ランチ

    オフィスビル下のイタリアンレストランへ。だいたい日替わりパスタの単品大盛りです。16:00までランチ営業をしてくれているので編集職に優しいレストランですが、そのぶん社員の皆さんと居合わせる確率も高いです。

  • 15:00

    入稿作業

    イラストレーター(Adobeのソフト)で扉デザインを作成したり、デザインの依頼をデザイナーさんにお送りしたり、ネームの写植指定をしたりします。ここで単行本の入稿作業も一緒に進めることもあります。

  • 19:00

    作家さんと
    打ち合わせ

    担当作家さんとの打ち合わせのために会社を出ます。この日は新宿で、会食を兼ねて。

  • 23:00

    退勤

    弊社は標準労働時間7時間+休憩1時間がデフォルトですが、フレックスなので自由にできます。この日は長めですが、5〜6時間で退勤してライブに向かう日などもあるので、全体で見ればつり合いは取れていると思います。

学生へのメッセージ

入社して2年弱ですが、この会社に入らなければよかったと思ったことはありません。もちろんミスをしたり、叱られたり、緊張する場面が目前に控えていたりで働きたくないと思うことはあるのですが、それはたぶん別の会社で働いていたらもっと高頻度で、激烈に思っていたことなんじゃないかと思います。秋田書店における業務は漫画に関わることに終始しているし、社員の皆さんは漫画、アニメ、小説、映画、音楽などに造詣の深い、話していて本当に楽しい人たちばかりです。同じ「社会人」になるならぜひ秋田書店で、一緒に頑張りましょう。

学生へのメッセージ