誰もがぶつかる入社1年目の壁。
先輩たちはどんなことに悩み、
どのように乗り越えたのでしょうか。
若手社員の皆さんが赤裸々に語ります!

韓国に出張した時のことです。まだ新米でしたので仕事の力になれないぶん先輩方のアテンドはちゃんとしようと事前に交通アクセスを把握していましたが、いざ異国の地へ行ってみると自分がどこにいるのか全くわからず…。どうやら間違えて急行に乗ってしまったため到着駅に降りられず、道路も真逆に歩いてしまいました。さらに自分のスマホもハングル仕様に変わっていて地図を読むのも一苦労です。とにかく修正ルートを探していたところ、先輩が「こうしたほうがいいんじゃない?」と提案してくださり、何とか予定の場所に到着できました。出張前は入念な準備が大切なことはもちろん、出張したら臨機応変に対応ができるよう、いろいろなことを事前に考えておかなければならないと身をもって知りました。また、焦りを鎮める方法も考えておきたいと思います!
(海外事業部/2025年入社)

エレベーターや廊下で出会う先輩方との会話や、突然振られる編集部内の何気ない会話、先輩と作家さん打ち合わせの帰りの電車内の会話など、突如発生する雑談について間の悪い相槌や返答を連発。先輩方はさまざまな作家さんと打ち合わせを重ねてきたからこそ、自分のスタイルの相槌や会話の持ちネタがあります。編集部内ですら気持ちよいコミュニケーションを取れなければ、作家さんから面白いネタを引き出すこともできないと考え、とにかく社内外のいろんな人と能動的に話すよう努力し、雑談に色をつけるべく雑誌や漫画を読み、TVニュースやバラエティを観たりとさまざまなものにアンテナを張りました。編集部内に雑談が多いのは、作家さんと打ち合わせする前の稽古場として貴重なのだとあらためて実感しています。
(月刊少年チャンピオン編集部/2024年入社)

担当作を前任の先輩から引き継いでしばらく経ったころ、コミックス発売に際してペーパー特典のまとめ画像を作成しました。しかし、何とか頑張って作成したラフが、「パワポのテンプレで作ったほうが断然マシだ!」と叫びたくなるほどの出来映え。それを見た先輩も絶句していたように思いますが、その場で具体的な改善案を教えてもらい、なんとか見られるデザインに修正しました。先輩からも「最初は自分も苦労したよ」と仰ってもらいましたが、それからは電車内の広告デザイン、他社本のカバー・帯、映画ポスターのデザインなどを意識的にチェックしてアイデアをストックしたり、CANVAやPinterestなどのツールから演出や効果を学んだりとセンスを内面化するようにしています。アオリにも通じますが、インスピレーションを得るためには意識的にいろいろなものをインプットすることが大事です。
(プリンセス・ボニータ編集部/2024年入社)

先輩の打ち合わせに同行させていただいた時のことです。差し入れを買おうとデパ地下を訪れたところ、先輩から「あなたのセンスで選んどいて」という一言をもらい、その瞬間、頭を抱えてしまいました。自分のセンスで選ぶのは緊張しますし、何より先生に喜んでもらえるかもわかりません。その場はなんとかなりましたが、今でも完璧な差し入れをご用意できないので、先生と話す際には好きな食べ物や苦手なものなどについて、自分の話をしつつ先生の好みも把握するようにしています。さらにどんな差し入れでも理由を語れるようにしました。「あなたのセンスで選んで」という言葉の裏側には、「これまでの先生との会話の中で、どんな知見を得られた?」という意図があったのだと今では理解しています。
(週刊少年チャンピオン編集部/2025年入社)

取引先にお電話したところ、「在宅なので折り返しできません」と言われました。急ぎの用事だとお伝えしても「無理です」と頑なに拒まれてしまい、焦りとやるせなさから「○○と電話できないんですか?!」と担当者を呼び捨てにするほどガチギレしてしまいました。目の前の席に座っている上長にも「大丈夫?」と気を遣わせてしまったほどです。そんな時、ふと先輩社員が「自分に何ができるかも考えた方が良いよね~」と雑談交じりに話をされていて、「相手に求めるだけではなく、自分が変わる努力も必要だ」と学びました。それからは寛容になり、電話対応についても自然と壁も乗り越えられたように感じています。
(電子書籍部/2025年入社)

YC烈の読者ページで連載中のコラム「編集部MTの めざせ!100人のママの息子」を執筆しています。編集部では若手が読者ページのコラムを担当する文化があり、私もその役を任命されました。どんなテーマにするか困っていたところ当時の編集長から「巣鴨も近いしスナックを巡ってみてはどうか」という助言が。文章を書くのもスナックに行くのも不慣れだったのでワクワクしつつも不安がありましたが、編集部の先輩方に付き合っていただいているうちにスナックでの立ち回りを何とか覚えました。個性的なママさんや先輩たちの姿をいかに面白く切り取るか、文章量や締め切りの感覚、読者に伝わりやすい構成など凄く勉強になります。スナックについて作家さんにも興味を持っていただけたのもうれしかったです。
(ヤングチャンピオン編集部/2025年入社)

新人作家さんと打ち合わせしていた時のことです。作品の良いところを一通り話した後、気になった部分について指摘しようとしたところ、「さっき話していただいた部分って本当に面白かったですか?」という一言をもらいました。それからというもの発言に自信を持てなくなり、「打合せイップス」に。そこで雑談を増やしたり、ひたすら理屈で話してみたり、展開を3パターン以上提案するようにしてみたり…。正直どれが『正解』なのか今もわかりませんが、その状況を救ってくれたのも作家さんでした。漫画賞の授賞パーティーで、私が担当する作家さんから「理屈が多いので納得はできるけど、○○さんはほとんど褒めてくれない。ただ、持ち込みでいろんな出版社からダメ出しされる中、○○さんだけが作品に込めたメッセージを読み解こうとしてくれた」と語ってもらい泣きそうになりました。この時のシーンはきっと何十年後も鮮明に憶えているはずです。
(週刊少年チャンピオン編集部/2024年入社)

作家さんのネームを拝読した際、「何だかもう一歩行けそう」と思っていても、その「何か」を言語化できませんでした。「違和感はある。でもその理由が言えない」という状況で、感情だけが先に動いて明確な言葉が追いつかないのです。今でも乗り越え切れてはいませんが、作家さんと打ち合わせする前にいくつか具体的な案を持って挑む、「正解を言わなきゃ」という思い込みをなくし、「ここでこういう展開があったらうれしい」などと話しながら、作家さんの中にある正解を探す意識を心がけました。作家さん方や編集の先輩に対してもそうですが、多くのものを見ることで違和感を言葉にする方法を少しずつ学んでいます。
(週刊少年チャンピオン編集部/2024年入社)

作家さんとの打ち合わせや雑誌の校了作業に加え、グッズの監修やアニメ・ゲームの確認など様々な業務に関わっており、さらに新人が担当する雑誌の記事ページや雑務仕事をやっています。そんな週刊誌のペースについていけず、いつもタスクが山盛りに。一日がメールや電話対応だけで終わったり、雑誌の進行作業に追われて受動的な行動しかできず、「漫画を読む」段階にも至っていない自分は編集者に向いていないのではないかと悩んだほどです。そこで小さな「できた」を自信に変えようと、まずはタスクを洗い出してリスト化しました。終わったタスクには線を引いて「できた」ことを可視化。すると次第にポジティブなところに目を向けられるようになりました。
(週刊少年チャンピオン編集部/2025年入社)

営業同行した時、先輩のあまりにも豊富な商品知識に圧倒されました。その後、初めて一人で訪問した書店さんに客層や売れ筋商品の傾向などを伺いましたが、それらに見合う商品の提案がまるで頭に浮かばず、長い沈黙の時間が続いてしまいました。「まだ若いから」と笑い飛ばしていただきましたが自分にとって非常に悔しかった経験です。それからはとにかく秋田書店で連載している作品をひたすら読み漁り、各編集部に訪問して見本をお借りし、他社の新作商品にも目を通すようにしました。取り扱う商材の理解を深めたことで、営業先での雑談では「この作品のこのキャラがカッコよすぎる!」といった推しトークの時間が圧倒的に増え、書店さんにも弊社作品を多く読んでいただいています。
(販売部/2022年入社)