あのとき飲んでなかったら……
(※文章と写真には文脈は一切ありません)
お取引先と雑談をした際、入社してから25年ずっと秋田書店ですと言うと驚かれることが結構多いです。
自分の仕事である電子書籍の営業、そのお取引先のご担当者は転職されてきた方が結構多いです。ひと所に居続けるというのが、いいんだか悪いんだかと自分の身の処し方を考えたときもありましたが、社会人生活も終盤が見えてきている今、秋田書店に居続けるという意味や意義をそれなりに噛みしめるようにもなってまいりました。噛みしめると甘くて苦い、旨味ほどほど。
その約25年間、振り返ると「あれが節目だったなー」という瞬間はいくつかあります。
だいたいは酒の席で、憧れの作家さんのBARに意を決して出かけたり、水道橋の立ち飲み屋で深酒してたら今の恩人に出会ったり、
初見で入った店でのちの盟友と出くわしたり、などなど。
いずれにしても、自分が能動的に「酒を飲みに行く」という行動を選択したおかげで、今につながる人との縁ができました。
あのとき飲みに行っていなかったら。
飲みに行くといろいろ恥をかいたり、後悔したりもしますが、こういうことがあるからやめられませんな。
願わくは秋田書店を志してくれている皆さんにも飲酒に限らず「能動的に選択する何か」があっていただければ。
あ、一応、週二日は休肝日です。

F.H.
2000年 プリンセス編集部配属
2004年 ボニータ編集部へ異動
2008年 エレガンスイブ編集部へ異動
2010年 メディア事業部へ異動
2022年 メディア事業部再編により電子書籍部発足 部長就任 現職
大学の先輩に出版社勤務・漫画編集者が何人か幸か不幸かいたため出版社勤務を志す。
編集を10年したあと、以後16年以上電子書籍営業に。
坊主頭にして四半世紀。