"好き"があふれる空間
突然ですが、写真に写っているもの、何かわかりますか?
これはモルックというフィンランド発祥のスポーツです。木の棒を投げて数字の書かれた木のピンを倒すゲームです。
かつて、推しがモルックにハマっている…という情報を得た私は即座に勢いで購入。正直いきなり「モルックしよう」と誘って遊んでくれる人はいるのか…?という感じだったのですが、編集部の先輩たちや別部署の後輩が一緒に付き合ってくれ、気づけば週末は代々木公園や新宿中央公園でモルックをしていました。
私が志賀直哉と武者小路実篤の関係性にいきなり萌えてしまった時は一緒に武者小路実篤記念館に行ってくれたり、推し映画のムビチケ(他社作品…)を配りまくった時も観に行ってくれました。逆に私は先輩が好きなゲーム実況者さんのイベントに一緒に参加したり、その人がやっていたゲームを一緒に遊んだり、後輩が話していたことがきっかけで今まで全く知らなかったV tuberの配信を見てみたり……編集部ではいつもみんなが自分の"好き"を全開にしています。USJが大好きで実家と呼んでいる後輩、オーディション番組で突然アイドルにはまりファンクラブに入り海外公演のチケットを取った先輩、……編集部にいると自分が知らなかった世界の情報が飛び交うし、みんな誰かの"好き"に付き合ってくれるので、常に刺激をもらえます。
上記のようなイベントごとから、「最近ダイエットのためにガムを食べているけどすぐに味がなくなる」と呟くと、「このガムが一番味が長持ちする、だからこれ一択」と、推しガムを渡してくれたりと小さなことでも会話が広がり、それを共有できる環境は、作品の魅力をどう伝えるか、という点が大切な編集者にとってとても良い空間だと思います。"私はこれが好き"で終わらず、共有し、そこから派生してコミュニケーションや気づきが生まれます。最近は編集長が人狼ゲームしたい!と言ったのをきっかけに仕事終わりや休憩時間に部員たちで人狼ゲームをし、熱い言論バトルを繰り広げています。
秋田書店で一緒に働くことになった時は、皆さんの"好き"もたくさん共有してくださいね。

O.K.
2011年 プリンセス編集部 配属
週刊少年チャンピオン編集部への異動を経て再度プリンセス・ボニータ編集部へ
青森県出身。
大学ではアニメイトとスタバでバイトをし、どうせ週5働く仕事なら好きなことに携わりたい!と出版社を志望。
自画像は小島美帆子先生にめちゃくちゃ可愛く描いてくださいとお願いし描いてもらいました!