メロディー

今日は夜の相棒を紹介させてください。名前はコウジ。
20代で九段下に「おまえにチェックイン」というバーを開いた彼とはもう10年来のお付き合いになります。
懐かしの昭和歌謡が流れる彼の店にはご贔屓の作家さんや編集者も多いのです（日々の“炸裂”、恐縮です！）。先日、そこで他社の人間と落ち合うことになり、一人待っていると玉置浩二さんの『メロディー』が流れてきました。「あの頃はなにもなくて」というフレーズに続く「それだって楽しくやったよ」。歌が終わった後、コウジはいつもよりちょっとだけ強くハイボールを作ってくれました。
目まぐるしく新しいものが流行り、すたれていくこの世の中で、いまだに人の心を惹きつける『メロディー』。歌と漫画でジャンルは違えど、時を超えて人の心を動かす作品に携われる可能性に感謝。あなただけの『メロディー』、秋田書店で奏でてみませんか？