猫はかわいい

飼い猫がいます。
顔面をひっかいてきたり、寝っころがっている私の足を枕にして全然どいてくれなかったり、血が出るくらい足首を噛んできたり、風呂を嫌がるあまり私のTシャツを何枚もボロボロに切り裂いたりする、そんな猫です。
猫の話をすると喜んでくれる作家さんや同僚もいるのですが、あまり猫の話を外ではしないように心がけています。
なぜなら、猫の話をしても親バカ話にしかならずに会話の生産性が低いし、結局思考停止して「猫はかわいい」で話が終わるからです。

漫画を読んでいる時も、めっちゃ面白い! という気持ちを素直に人に伝えるように努めているのですが、そこで思考が止まらないように気をつけなきゃな、とも思っています。
面白い! なら、どこが面白いのか、どうして自分はそれが面白いと思ったのか、どこの層に刺さる面白さなのか、その面白さと類似するものは今まであったか、その面白さは再現可能なのか、パターン化できるのか。
面白い! の説明をするのは、凡人には訓練が必要です。
自分はちょっと凡人以下なところがあるので、まだまだ訓練が足りないなと思う日々です。
でも、拙いなりにも、同僚たちと自分の好きな作品や、逆に自分には刺さらなかった売れている作品の「何が面白いのか」を話すのは楽しいです。合ってるかどうかはおいといて、考えることが大事…! なので…! 皆目見当違いだったりしたらごめんという気持ちはいつもあるのですが…!!
思考停止せずに、どうすれば面白くなるのか、どうすれば売れるのかを考え続けなきゃいけないのが、仕事の面白さであり、難しい部分だなと思っています。
もしこれを読んでる秋田書店志望の方が、いっしょに「面白さ」を考えてくれる人であれば嬉しいです。

ちなみに、飼い猫はめっっっちゃくちゃかわいいです。
生産性のない親バカ話でもよければお付き合いください。

H.N. 2025年5月入社
プリンセス・ボニータ編集部配属
埼玉県出身。
大学を留年してから8年お世話になった青年誌漫画の出版社を離れ、秋田書店に転職。
乙女心日々探求中。